論文・レポートの書き方

文献の明示:「注方式」による文献の書き方【文献表】[英文]

まず著者名、次いで文献名のアルファベット順に配列。
著者名は姓を前に出し、名前の後にピリオド。
原則として書誌事項の各項目はカンマ","でつなぎ、一番最後にピリオド"."。

同じ著者の文献が複数ある場合、
書名のアルファベット順に並べる(年代順ではない)。
2件目以降は著者名を下線(アンダースコア"_"5つ分)で換える。
例)
Nettle, Bruno. Encounters in ethnomusicology: A memoir (Warren, Mich.: Harmonie Park Press, 2002)
_____. Heartland excursions: Ethnomusicological reflections on schools of music (Urbana: University of Illinois Press, 1995)

・書籍
著者姓, 名. 書名イタリック: 副題イタリック[trans. by 訳者名/ed. by 編者名][シリーズ名] (出版地: 出版社, 出版年)

・学位論文
著者姓, 名. 論文名イタリック:副題イタリック (学位 [diss./thesis], 大学名, 取得年).

・雑誌論文
著者姓, 名. "論文名:副題", 雑誌名イタリック 巻(号)(出版年) ページ.

・論集の中の論文
著者姓, 名.  "論文名:副題", 書名イタリック,[trans. by 訳者名/ed. by 編者名][シリーズ名](出版地: 出版社, 出版年) ページ.

・事典の記名項目
項目執筆者姓, 名. "項目名", 事典名イタリック, 編者(版; 出版地: 出版社, 出版年)巻数, ページ.

・事典の無記名項目
編者姓, 名, ed. "項目名", 事典名イタリック(版; 出版地: 出版社, 出版年)巻数, ページ.

・楽譜の序文、解説など
「論集の中の論文」に準ずる

・楽譜そのもの
作品に一般的に言及する場合は楽譜の書誌事項を文献表で明示する必要はない。
特別なエディションが問題になる場合のみ、その書誌事項を次のように明示する。
作曲者姓, 名. 作品名イタリック. [Ed. by 編者名][シリーズ名](出版地: 出版社, 出版年).

・書評
タイトルのある場合は「雑誌論文」に準ずる。タイトルがない場合はタイトルの代わりに「Review of [著者姓][書名イタリック]」とする(" "は付けない)。

・ライナーノート
著者姓, 名. ["解説独自のタイトル".] Liner notes for ディスク名イタリック(レーベル名 ディスク番号, 発行年) [ページ].

・プログラムノート
プログラムの形態が雑誌や論集と見なせる場合は、「雑誌論文」「論集の中の論文」に準ずる。
そうでない場合は次のように明示する。
著者姓, 名. "解説のタイトル[曲名]". Program notes for プログラムのタイトル(演奏会名)イタリック, 開催日(開催地: 主催者, 発行年) ページ.

・録音/映像
録音は「録音」「ディスコグラフィー」映像は「映像」「フィルモグラフィー」「ヴィデオグラフィー」などとして「文献表」とは別にまとめる。
ジャンルや内容の性格によって項目の配列は以下のように変わりうる。
作曲家・作品によって整理する場合
作曲者姓, 名. 曲名イタリック. 演奏者,楽器. [シリーズ名] 形状[と枚数](レーベル名 [ディスク番号], 発行年)
演奏者(出演者)によって整理する場合
演奏者姓, 名. 作品名[アルバム名/曲名]イタリック. [シリーズ名] 形状[と枚数](レーベル名 [ディスク番号], 発行年)
制作者(監督・採集者)によって整理する場合
制作者姓, 名. 作品名[アルバム名]イタリック. [シリーズ名] 形状[と枚数](レーベル名 [ディスク番号], 発行年)

・放送
[出演者/制作者姓, 名. ]番組名イタリック(放送局, 放送年月日)

・電子出版物(CD-ROM等)
原則として印刷文献に準じ、タイトルの後に形状(CD-ROM等)を添える。

・インターネット文献
原則として印刷文献に準ずるが、出版地:出版社を省き、(出版年[著作権表示の年])の後にアドレス(URL)を添える。
著作(論文・記事)名が明記されていない場合は、webページのタイトル表示を著作名とする。

最終アクセス日(参照者が内容を最後に確認した日付)の記載については論議の余地があるが、趨勢としては明記することが推奨される傾向にある。その場合は最後(URLの後)に"( )"付きで最終アクセス日を添える。

例)
Bain, Jennifer. "Hildegarde on 34th Street: Chant in the marketplace", Echo 6/1 (2004) http://www.echo.ucla.edu/volume6-issue1/bain/bain3.html (accessed 8 May 2006).

[メモ]
基本的にrilmに準拠。変更の余地あり。
雑誌の巻号をnn(mm)で示すのはAAAやmusic indexのやり方。rilmではnn/mm。シカゴは"巻数 no.号数"。
シカゴでは(出版地:出版社, 出版年)をカッコ"( )"に入れない(注では入れる)。
シカゴではタイトルの後にピリオド"."(それに続くTrans. by ...やEd. by ..は大文字で始まる)。
AAAでは書名のイタリックも論文名の" "も使わない。

文献の明示:「注方式」による文献の書き方【注】[英文]

著者名は慣習的な順序でフルネーム。
原則として各項はカンマ","でつなぎ、一番最後にピリオド"."。

別途文献表が付く場合は次のように簡略化してよい。
注番号 著者姓, 主タイトル[の頭の語]イタリック, ページ.

同じ文献が連続する場合は"Ibid."ないし「前掲書」を使って略してもよい。

・書籍
注番号 著者名フルネーム, 書名イタリック:副題イタリック[trans. by 訳者名/ed. by 編者名][シリーズ名](出版地: 出版社, 出版年) ページ.
例)
1 Bruno Nettle, Encounters in ethnomusicology: A memoir (Warren, Mich.: Harmonie Park Press, 2002) 125.

・学位論文
注番号 著者名フルネーム, 論文名イタリック:副題イタリック (学位 [diss./thesis], 大学名, 取得年) ページ.

・雑誌論文
注番号 著者名フルネーム, "論文名:副題", 雑誌名イタリック 巻(号)(出版年) ページ.

・論集の中の論
注番号 著者名フルネーム,  "論文名:副題", 書名イタリック,[trans. by 訳者名/ed. by 編者名][シリーズ名](出版地: 出版社, 出版年) ページ.

・事典の記名項目
注番号 項目執筆者名フルネーム, "項目名", 事典名イタリック, ed. by 編者(版; 出版地: 出版社, 出版年)巻数, ページ.

・事典の無記名項目
注番号 編者名フルネーム, ed. "項目名", 事典名イタリック(版; 出版地: 出版社, 出版年)巻数, ページ.

・楽譜の序文、解説など
「論集の中の論文」に準ずる

・楽譜そのもの
作品に一般的に言及する場合は楽譜の書誌事項を注で明示する必要はない。
特別なエディションが問題になる場合のみ、その書誌事項を次のように明示する。
注番号, 作曲者名フルネーム, 作品名イタリック. [Ed. by 編者名][シリーズ名](出版地: 出版社, 出版年) ページ.

・書評
タイトルのある場合は「雑誌論文」に準ずる。タイトルがない場合はタイトルの代わりに「review of [著者姓][書名イタリック]」とする(" "は付けない)。

・ライナーノート
注番号 著者名フルネーム, ["解説独自のタイトル".] Liner notes for ディスク名イタリック(レーベル名 ディスク番号, 発行年) [ページ].

・プログラムノート
プログラムの形態が雑誌や論集と見なせる場合は、「雑誌論文」「論集の中の論文」に準ずる。
そうでない場合は次のように明示する。
注番号 著者名フルネーム, "解説のタイトル[曲名]". Program notes for プログラムのタイトル(演奏会名)イタリック, 開催日(開催地: 主催者, 発行年) ページ.

・録音/映像
ジャンルや内容の性格によって項目の配列は以下のように変わりうる。
作曲家・作品によって整理する場合
注番号 作曲者フルネーム, 曲名イタリック. 演奏者,楽器. [シリーズ名] 形状[と枚数](レーベル名 [ディスク番号], 発行年)
演奏者(出演者)によって整理する場合
注番号 演奏者フルネーム, 作品名[アルバム名/曲名]イタリック. [シリーズ名] 形状[と枚数](レーベル名 [ディスク番号], 発行年)
制作者(監督・採集者)によって整理する場合
注番号 制作者フルネーム, 作品名[アルバム名]イタリック. [シリーズ名] 形状[と枚数](レーベル名 [ディスク番号], 発行年)

・放送
[出演者/制作者フルネーム, ]番組名イタリック(放送局, 放送年月日)

・電子出版物(CD-ROM等)
原則として印刷文献に準じ、タイトルの後に形状(CD-ROM等)を添える。

・インターネット文献
原則として印刷文献に準ずるが、出版地:出版社を省き、(出版年[著作権表示の年])の後にアドレス(URL)を添える。
著作(論文・記事)名が明記されていない場合は、webページのタイトル表示を著作名とする。

最終アクセス日(参照者が内容を最後に確認した日付)を明記するかどうかについては論議の余地があるが、趨勢としては明記することが推奨される傾向にある。その場合は最後(URLの後)に"( )"付きで最終アクセス日を添える。

例)
1 Jennifer Bain, "Hildegarde on 34th Street: Chant in the marketplace", Echo 6/1 (2004) http://www.echo.ucla.edu/volume6-issue1/bain/bain3.html (accessed 8 May 2006).

[メモ]
基本的にrilmに準拠。変更の余地あり。
雑誌の巻号をnn(mm)で示すのはAAAやmusic indexのやり方。rilmではnn/mm。シカゴは"巻数 no.号数"。
rilmではop.cit. およびloc.cit.は禁止。
シカゴでは注番号の後にピリオド"."。

文献の明示:「かっこ方式」による参照の書き方

原則
(著者の姓[洋書の場合はスペース]発行年:ページ)
例:
(Arima 1966:123)
(有馬1966:123-125)

著者が複数の場合、著者名の書き方は「文献表記の原則」に従う。
例:
(Arima et al. 1966:123)
(有馬、中館1966:123-125)

編者の場合は姓に"ed."ないし「[編]」を添える。
例:
(Arima, ed. 1966:123)
(有馬[編]1966:123-125)

同じ文献が続けて出てくるときは"Ibid."ないし「前掲書」を使って略してもよい。
例:
(Ibid.:123)
(前掲書:123-125)

同じ著者の文献が同年に複数ある場合は、発行年にabc等の添字を付して区別する(文献表の表記に従う)。
例:
(Arima 1966b:123)

地の文に出てくる著者名に文献表へのインデックスを添える場合は、インデックス内の著者名を省略してよい。
例:
Arima (1966:123) notes the importance of heterophony in Japanese music.

文献の特定箇所でなく全体に言及する場合はページを省略する。
例:
Arima (1966) notes the importance of heterophony in Japanese music.

[メモ]
ここで採用した表記法(Arima 1966:123)は
 Rilm
 AAA(American Anthropological Association)
 ASA(American Sociological Society)
などのやり方。
ちなみに
シカゴは(Arima 1966, 123)。コロンでなくカンマ。
ハーヴァードは(Arima 1966, p.123)。カンマとページ記号。
APA(American Psycological Association)は(Arima, 1966)。ページなし。必要なときはp. pp.を添える。
MLA(Modern Language Association)は(Arima 123)。発行年なし。同じ著者の文献が複数ある場合は年ではなくタイトルの一部を添える(Bruckman, MOOSE Crossing 3-4)。

AAAでは「Ibid.(前掲書)」は使用禁止。

文献表記の原則[日本語]

書名、雑誌名は二重カギ括弧(『 』)でくくる。
例:
『音楽のテアトロン』
『国立音楽大学研究紀要』

論文名は一重カギ括弧(「 」)でくくる。
例:
「ヘテロフォニー音楽への関心」

副題がある場合二倍のダッシュ(――)でくくる。
ただし注の中では副題を記さない。
例:
「ギョーム・コストレ雑考――その『音楽』のテキストを中心に――」

ページは数字のみ記す。
「頁」「ページ」「p.」「pp.」などは必要ない。
複数ページにわたる場合はハイフンで範囲を示す。
例:
13
183-85

人名について

漢字文化圏以外の外国人名(著者、訳者、編者など)は原則としてカナ書きとする。
例:
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
モーツァルト、ヴォルフガング・アマデウス

注の中や著者が多数の場合、あるいは翻訳書などで最初から略記されている場合は、外国人名の姓以外を頭文字で略記してもよい。
例:
W. A. モーツァルト
モーツァルト、W. A.

著者・筆者などが複数の場合は姓の50音順に列記する。

3人まではテン(、)でつないで列記する。
ジョージ・ハリスン、ポール・マッカートニー、ジョン・レノン

4人以上の場合は最初の一人の名だけを書き、あとは「他」と略記する。
例:
リンゴ・スター他

発行年は原則として西暦とする。
例:
(東京:国立音楽大学、1970)

必要に応じて元号による表記を括弧書きで添えてもよい。
例:
東京:国立音楽大学、1970(昭和45年)

伝統邦楽など論文の主題によっては、元号による表記を主とし、西暦を括弧書きで添えてもよい。
例;
寛文4年(1644)

文献表記の原則[欧文]

書名、雑誌名はイタリック体で記す。
手書きの場合はイタリック体の代用として下線を付す。
例:
Harvard Dictionary of Music
Journal of Music Theory

論文名は引用符でくくる。
例:
"Prescriptive and Descriptive Music-Writing"

副題がある場合はコロンで区切る。
ただし注の中では副題を記さない。
例:
Mind Models: New Forms of Musical Experience

ページは数字のみ記す。
「p.」や「pp.」などの略号は記さない。
複数ページにわたる場合はハイフンで範囲を示す。
例:
13
183-85

人名(著者、訳者、編者など)は原則としてフルネームを記す。
例:
Wolfgang Amadeus Mozart
Mozart, Wolfgang Amadeus

注の中や、著者が多数の場合は、姓以外を頭文字で略記してもよい。
例:
W. A. Mozart
Mozart, W. A.

ただし参考文献表をともなわない「注釈(追い出し)方式」においてその文献が初出のさいには、名前は略記せずフルネームで記す。

著者・筆者などが複数の場合は姓のアルファベット順に列記する。

2人の場合はandでつなぐ。
例:
John Lennon and Paul McCartney

3人の場合はカンマとandを用いて列記する。
例:
George Harrison, John Lennon and Paul McCartney

4人以上の場合は最初の一人の名だけを書き、あとは「et al.」(et alii の略で"and others"の意)と略記する。
例:
Ringo Starr et al.

同じ文献が同時に複数のところから出版されている場合は、カンマ","で並記する。
例:
(Kassel: Bärenreiter, Stuttgart: Metzler)

文献の明示: 2つの方式

文献を引用・参照した場合はその都度出典を明示する。
出典の明示法には、「注釈方式(追い出し方式)」「かっこ方式(追い込み方式)」の2種がある。

「注釈方式(追い出し方式)」は、脚注や後注の中で文献を明示する。参考文献表を別途つけてもよい。
(古くから一般的に行われてきたやり方。)

例:
(本文) 
ある研究者は「モーツァルトはこの曲を自分自身のために書いた」と言った
(1)。だがそれは……
(注)

 (1)アインシュタイン『モーツァルト、その人間と作品』浅井昌男訳(東京:白水社,1961) 288

「かっこ方式(追い込み方式)」は、最後に参考文献表を付け、その文献表へのインデックスを( )に入れて本文中に挿入する。
インデックスとしては一般に著者名、発行年、ページが用いられる。
(比較的新しい、主に社会科学を中心に普及してきたやり方。今はこちらが主流。)

例:
(本文)
 ある研究者は「モーツァルトはこの曲を自分自身のために書いた」と言った(アインシュタイン1961:288)。だがそれは……
(文献表)
  アインシュタイン、アルフレート
     1961:『モーツァルト、その人間と作品』(浅井昌男訳、東京:白水社)

[メモ]

「注釈方式/かっこ方式、追い出し方式/追い込み方式」は造語。変更の余地あり。

注釈方式=追い出し方式は
 rilmではnumbered notes and bibliographic formats
 シカゴではnotes-bibliography styleまたはbibliography style

かっこ方式=追い込み方式は
 rilmではin-text citations and bibliographic formats
 シカゴではparenthetical citations-reference list styleまたはreference list style
 ほかにparenthetical referencing、 parenthetical citations、Harvard systemなどとも呼ばれている

引用: 引用文の省略と補足

引用文を省略する場合は、三点リーダ(…)を二つ重ねた省略記号(……)を用いる。
(コンピュータの場合、フォントによって三点リーダが行の中央に表示される場合と下部に表示される場合とがあるが、機能的に違いはない。)

例:
オットー・ヤーンは次のように述べている。

……ト長調の《アレグロ、メヌエットとトリオ、ロマンツェ、メヌエットとトリオ、そしてフィナーレからなるアイネ・クライネ・ナハトムジーク》は、モーツァルトが1787年8月10日付で記載したもので、……私の知る限り出版されていない。私はその曲を見たこともなければそれについて何か聞いたこともない。……

(上記の例ではことさら「……」を多用したが、最初と最後の「……」はほとんど意味がない。)

引用文に補足説明を加える場合は、ブラケット(角括弧、[ ])でくくって挿入する。

例:
ヤーンは「私はその曲[《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》K.525]を見たこともなければそれについて何か聞いたこともない」と述べている。

「短い引用」において引用文中にカギ括弧(「 」)が使われている場合は、二重カギ括弧(『 』)に変えて引用する。

例:
ケッヒェル目録の注釈によれば「モーツァルトは1777年10月6日にミュンヘンから『僕はその時、僕の作ったハ長調と変ロ長調と変ホ長調の協奏曲を弾きました』と書き送っている」という。

英文の場合は引用に二重引用符(“ ”)を、「引用の中の引用」には一重引用符(‘ ’)を用いる。

引用: 短い引用と長い引用

引用は、地の文章(自分が今書いている文章)と区別できるように明示する。

短い引用は、地の文中にカギ括弧「 」でくくって挿入する。
英文の場合はカギ括弧でなく二重引用符(“ ”)を用いる。

例:
オットー・ヤーンはK.525について「私はその曲を見たこともなければそれについて何か聞いたこともない」と述べている。

長い引用は「ブロック」として、前後に1行ずつスペース(空行)をあけ、全体を字下げして表現する(スマートフォンでは下の例の字下げが表現されないようです。PC表示でごらん下さい)。

例:
オットー・ヤーンは1859年の『W.A.モーツァルト』の中で次のように述べている。

四重奏のために書かれたト長調の《アレグロ、メヌエットとトリオ、ロマンツェ、メヌエットとトリオ、そしてフィナーレからなるアイネ・クライネ・ナハトムジーク》は、モーツァルトが1787年8月10日付で記載したもので、疑問の余地なく特定の機会のために作曲されたものだが、私の知る限り出版されていない。私はその曲を見たこともなければそれについて何か聞いたこともない。

最初の伝記作者ヤーンですら知らなかったのである。

コンピュータの場合、字下げ(インデント)はWordなどソフトウェアの機能によって実現する。各行の頭にスペースを入れたりしないこと。
htmlの場合は<blockquote>タグで実現できる。

[メモ]

「長い引用Block Quotations」にする基準は、引用文が
 シカゴマニュアルでは5行以上
 AAA(American Anthropological Association)では4行以上
となっている

入力: 半角と全角

コンピュータでは、英数字(欧文の文字および記号)は半角文字(1バイト文字)、漢字・ひらがな・カタカナ・ハングルなどは全角文字(2バイト文字)を用いる。
全角の英数字は特別な理由がない限り使用を避ける。
ローマ数字、キリル文字(ロシア文字)、ギリシャ文字なども全角文字は使わない。
原稿用紙を用いる場合は、英数字は1マスに2文字を記入する。

句読法[日本語]: 句読記号の種類と使い方

句読記号はマル(。)とテン(、)を用いる。
ピリオド(.)およびコンマ(,)は、句読記号としては用いない。
その他の句読記号(コロン[:]、セミコロン[;]、疑問符[?]、感嘆符[!]など)は、日本語の論文・レポートでは一般的に用いない。

文の最後にマル(。)をうつ。

文の中で論理的に必要な区切れ目にテン(、)をうつ。
テンをうつ原則は、本田勝一によれば次の2つである(注1)。

(1)長い修飾語が二つ以上あるときや、文が2つ以上重なるとき(重文)、その境界にテンをうつ。
(2)日本語の原則的語順に照らして逆順の場合にテンをうつ。

ここで「日本語の原則的語順」というのは次の4つである。

(1)述部(動詞・形容詞・形容動詞)が最後にくる。
(2)形容する語句が先にくる(修飾語が被修飾語の前にくる)。
(3)修飾語が重なるときは、長い修飾語ほど先に。
(4)句を先に。

(注1) 本田勝一『日本語の作文技術』および『実践・日本語の作文技術』(ともに朝日文庫)