文楽の多彩さ
しばらく前から時々国立劇場で文楽を見るのですが、先日見た『妹背山婦女庭訓』の道行きの場面は、文楽初心者には新鮮な驚きでした。
多くの場合、音楽は語りと三味線の二人で行われるのですが、このときはそれぞれ5人くらいずつもいて、しかも三味線の手が長唄なみに派手。そしてその音楽に合わせて、場面の後半では3体の人形が踊るのです。これはまるでブロードウェイ・ミュージカルのダンスシーン。江戸時代の派手好み、モダンさを思い知らされてとても愉快、呆気にとられて見惚れておりました。
ストーリー自体はその後が主体で、三味線も語りもいつも通りの二人ずつ、しかも見事な出来栄えでしたが、最初の道行きはまさにカルチャーショックでした。
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